ソクラテス以前の哲学者たち

 

*タレス→(前620~前555頃)

古代ギリシャの哲学者。ミレトス生まれ。ミレトス学派の祖。七賢人の筆頭。原理を追求した哲学の創始者とされており、その原理は水であると説いた。また紀元前585年ミレトスに起きた皆既日食を予言したことや、エジプトのピラミッドの高さを幾何学的に測ったことでも有名である。

 

*デモクリトス→(前460頃~前370頃)

宇宙・自然科学・音楽・絵画・言語・道徳に及ぶ広範囲な領域において研究。物質をどんどん小さく分割していくと、もうこれ以上分けられないくらいの小さな単位、アトム(原子)にたどり着くという原子論を完成させた。

 

*エンペドクレス→(前493頃~前433頃)

シチリア島のアクラガス生まれ。詩・弁論・政治・医術など多岐にわたって活躍した。自分を神に高めるためエトナ山の火口に身を投じて死んだという逸話がある。著書に「自然について」「浄め」がある。

 

*アナクサゴラス→クラゾメナイ生まれ。

アテネに住み着いた最初の哲学者だったが、後年、神を信じないことで訴えられアテネを去る。万物の根源はヌース(理性)であるとし、ヌースが世界のあらゆるものを形成していると説いた。

 

*パルニメデス→(前544頃~前501頃)

イタリア・エレア出身。理性のみが審理でそれによって考えられうるものは存在するが、考えられないものは存在しないとした。

 

*ヘラクレイトス→(前535頃~前475頃)

エフォソス生まれ。民衆を軽侮しヘシオドスやピュタゴラスなどの先輩哲学者を罵倒したため孤独な生涯を送った。後世、涙の哲学者として笑う哲学者デモクリトスと対比される。万物は対立物からなると考え、その対立物は常に相争っているので万物は永遠に流転するが、この変化は理性すなわちロゴスによって支配されていると説いた。