出張哲学カフェ:伊佐CIco.キャンプ

 

 

2014年10月17日~10月20日まで

鹿児島の伊佐で開催されたCIキャンプの最終日

読む哲学カフェを開催させていただくこととなりました

 

 

緑・青・白

シンプルな色しかありません

だからこそ真理を探究するには

もってこいかもしれない

 

自然という存在は

いつもそのありのままの姿で

私たちに何かを思い起こさせ

私たちに何かを考えさせるために

「問い」を与えてくれます

 

「問い」は「答え」のためにあるのではなく

「問い」は、次なる「問い」のためにあるのだ

「答え」というものは

「問い」の途中にある石ころのようなもの

「答え」に執着していたら

「問い」を見失ってしまう

「答え」に執着していたら

せっかくつかんだその「答え」までも腐らせてしまう

 

 

そのようなことを思いながら

 

自然で変化した心身で・・・・

 

コンタクトインプロビゼーションというダンスで

他者の身体と関わることでも変化した心身で・・・・

 

アランの幸福論から「礼儀正しさ」をみんなで読みながら幸福について考えました。

 

 

たくさんの意見が出ました。

 

このことに一番驚いてしまいました。。

 

 

身心が解放されているのか、3日間寝食を共にした仲間とのディスカッションだったからか、本当にみなさんたくさんの意見を出してくださいました。ありがとうございました。

 

「意見」って貴重なんです。

 

「自分の気持ち」って大切じゃないですか?

 

 

大切な自分の気持ちを分かち合う、意見が同じ人もいるし、同じではない人もいる、そんなことを乗り越えて分かち合う時間だった。

 

 

以前から、コンタクトインプロビゼーションに関しては、言葉になる前の(思い)をシグナルにして伝え合う可能性があると感じていましたが、今回まさにそのことを目前で見せていただいたという時間でした。

 

幸福というものについてだけではないですが、愛も夢も不幸も健康も、どのようなことにしても、言葉の前に(思い)や(イメージ)などがあると思います。

それを言葉で伝えるために私たちは(じれったい)気持ちを味わったり、(やるせない)気持ちを味わったりする。

 

そして、もうこんな気持ちになるくらいなら、伝えられなくてもいい。

 

そんな風に思ってしまったり。。

そうではないですか?

 

しかし、それをあきらめなかったのが

今回とりあげた「アラン」です

いえ、アランだけではありません

哲学者と呼ばれる人の多くは

「伝えることをあきらめなかった」人たちなのです。

 

コンタクトインプロビゼーションは体感する哲学です。

 

アランの哲学も、まさに「体感する哲学」です。

 

「体感するから伝えられる」

というシンプルなことを

哲学カフェ参加者の方々の意見からも感じました。

 

そして、その体感の中心軸には自分という存在がある。

皆さんの意見はそこでは一致していたようです。

 

「自分の方法」を見つけたり

「自分の広がり」を感じたり

「自分の力」を感じたり

 

「他者と足並みをそろえる」

「他者との関わりを理解する」

「自分と他者との違いを認める」

 

様々な意見が出ました

時間が足りなくなるくらい!

 

そして、その対話の中で・・・・

 

自分が幸福かどうかが「幸福論」を語るカギの一つとなったことは明白でした。

 

 

現代社会において、「生命の危機」からは、とりあえず隔離されているように見える私たちの生活の中で、みなが抱える「生存していることへの漠然とした不安」、本当はどうしたいのか?本当はどこへ行きたいのか?本当は誰といたいのか?そのような選択へのあいまいな不安を抱える私たちに、「幸福になることは義務である」「幸福を誓いなさい」とアランは提示してくれます。

 

これは、信仰的にそう思いなさい。という命令ではなく、一つの座標として幸福であるということを義務づけると、自分のみならず他者のことも理解できるようになるよ、自分にも他者にも礼儀正しくいられるよ、というようなことでしょう。

 

「ダンスのように礼節を習得する」

と、アランは言います。

 

私たちは、人に触れ、人と関わる中でしか、自分を理解することはできないのではないでしょうか?

山にこもったり、滝に打たれたところで、一人であればどうにもならないんだと、山や滝は語りかけてくるでしょう。

 

伊佐の自然の中で、私はそのようなことも感じました。

 

幸福は行動の中にしか存在しない。

アランはそう言います。

 

まず動いてみる

だから関われた

さらに動いてみる

そして自分の思いが

言葉にならないような思いが

誰かに伝わる

それは間違いなく伝わる

 

言葉だけでは

どうにもならないものを

それでも言葉にかえて伝えるために

 

アランは5000を超えるプロポを書き

 

一生涯を通じて高校教師として

多くの生徒に伝え続けたのです

 

「幸福になることは義務である」(アラン)

 

 

開催させてくださったコンタクトインプロビゼーショングループC.I.co.の勝部ちこさん、鹿島聖子さん、そして伊佐でお会いしたすべての皆さん、ありがとうございました!

またいつの日か!どこかで!

 

C.I.co.のHP

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