第15回読む哲学カフェ「西洋哲学史による古代哲学前期を学ぶ夜」

 

第15回読む哲学カフェ

「西洋哲学史による古代哲学前期を学ぶ夜

参考資料:西洋哲学史 今道友信著




今道 友信(いまみち とものぶ)

1922年11月19日 - 2012年10月13日

日本の美学者・中世哲学研究者である。

【西洋哲学史・古代前期より】

・古代ギリシアこそ西洋哲学の根源

・ソクラテス以前の哲学


以上の2項目しか進みませんでしたので

次回7月18日土曜に

・「汝自身を知れ」ーソクラテスを中心とする対話編ー

・魂が神の国で見ていたこと

・偉大なことは狂気によってのみ生ずるープラトンの書物のなかからー

・哲学の原型を作ろうとした哲人たち

以上の4項目を読み進めたいと思います。


ビジュアルでとらえる、ソクラテス以前の哲学に登場する哲学者たち

タレス以後、ソクラテスが出てくるまでの哲学を、ソクラテス以前の哲学と呼びます。

西洋哲学というものについて
今道先生は以下のように述べていらっしゃいます。


「西洋には厳として哲学の伝統があるといわなくてはなりません。昔から人間の生き方について教えると同時に、みずからその模範を示した世界の四聖として四人の名前が挙げられることがございます。すなわち釈迦。孔子、ソークラテース、キリストです。このうち、釈迦やキリストを、人といってすましてよいかということは問題なのです。それらふたりは、とにかく偉大な宗教の開始者でした。そこで、何者であるかと申しますと、それぞれが東洋と西洋とにおける人間の哲学の始まりであるということになります。このように考えてまいりますと、西洋には確かに厳として存在する哲学の伝統は、ソークラテースの生きた古代ギリシアと無縁でない。否、むしろソークラテースこそが、またこのソークラテースの生きた古代ギリシアこそが、西洋哲学の源泉ではないかという感を深くいたします。」

 

しかしながら、カフェの最中このような疑問が

私たちの中にあらわれました

 

「いったい、なにが西洋哲学で、なにが東洋哲学なのか?」

 

という疑問です。

 

これは、本当に素直に喜ぶべき疑問でありました。

 

たとえば、発祥地の問題で選別されるのか

たとえば、その教義や学の資質で選別されているのか

むろん、学術的には体系化されていると思います

これが西洋哲学で、これが東洋哲学である。というように

しかしながら、人間のすることはそんなに単純なものではない

そんな風に思います

体系的に学びたいのであれば学校に行けばいいのですが

哲学カフェなどでこの問題を考えるのであれば

「人間のすること」である「生きるとは何か?」から離れずに

そこを基に考えられる可能性があるのだと、しみじみ。

 

形而上学的な考え方は東洋にもあり

仏教的な空の思想に近いものも西洋にある

そして、ギリシアは元来西洋なのでしょうか?

というような疑問が次から次へとわいてきます


しかしながら、やはり、ここで思われるのは・・・

『古代ギリシア』が、なぜにして西欧の起源・源流といわれるのかということであります。

歴史的な背景、地形的な背景をとらえることが必要だと思われますので、簡単に古代ギリシアの成り立ちを記載しておきます。参考までにお読みください。

 

-古代ギリシアの成り立ちと民主政の誕生について-

インダス川からエジプトまでを支配する大帝国《アケメネス朝ペルシア帝国のダレイオス1世》はギリシアを征服しようと試み、大軍を派遣して攻めてきました。

これがペルシア戦争(前500~449年)

この戦争にペルシアが勝っていれば、ギリシアは大帝国の領土に組み入れられ、ペルシア国王の支配下に置かれていたわけです。

しかし、ギリシア人は協力してペルシア軍を撃退し独立を保ちました。

そのギリシアでは、ペルシアのような国王の支配する政治(王政)は行なわれず、それとはまったく違った政治が実現することになりました。

つまり、すべての市民が平等に政治に参加する権利をもち、市民たちが話し合いで政治を行なう仕組みであるところの・・・・(民主政)が実現したのです。



          《古代地中海の地図》

今回、ご参加いただきましたのは男性ばかりでしたが・・・

男女の平等性が強く認識される現代社会の輝く女性たちこそ、「民主政」の始まりでもある古代ギリシア哲学を、また西洋哲学史を考えていただきたいなぁと思いました。

ご参加いただいたお二人、どうもお疲れ様でした!

なにしろ120分にも及びましたので、まなり良い余韻が残る会となりました。


哲学カフェにおいて

私は「考える」ことを投げかけたいのだということも

はっきりと感じた夜でした


このような明確な変化を与えていただき、故今道友信先生へもあらためて感謝いたします。

次回7月18日(土)17:30から19:30まで

【西洋哲学史・古代前期より】

・「汝自身を知れ」ーソクラテスを中心とする対話編ー

・魂が神の国で見ていたこと

・偉大なことは狂気によってのみ生ずるープラトンの書物のなかからー

・哲学の原型を作ろうとした哲人たち


以上を読みながら

「自分で考える」

「ちゃんと疑問を持つ」

哲学カフェでしか味わえない哲学を楽しんでいきたいと思います。

古代ギリシアなんぞに興味がなくても、そこが人間の発祥になんらかの深いかかわりがあるのだとしたら…現代社会の人生に照らし合わせてもかなり深く考察することは可能です。

「自分を知りたいなら、人間を知ろう。」

皆様のご参加をお待ちしています

本はご持参いただかなくても大丈夫です。資料等はこちらで用意いたします。

資料等準備のため、必ず予約をお願いいたします。

予約締切日7月17日(金)まで

 

。。参加いただいた方に限り。。
詩集、同人誌、画集、イベントフライヤーなどの参加者への配布可能です。(ただし、無料配布に限ります)また、探求する読む哲学カフェのコンセプトに合う販売促進用の品物も配布可能です。(ただし、無料に限ります。)メモ帳やボールペン、ブックカバーなど
また、手作り雑貨の作家さんも無料配布のものに限りますが配布可能です。もちろんお仕事の宣伝カードや名刺とともにで大丈夫です。