第8回長野で読む哲学カフェ@マゼコゼさん「初めて触れるスピノザ」


スピノザの論理的な定式はただ一つーー「汝の活動力を増大させるように行動せよ」すなわち「汝の〈喜び〉を最大限に味わうように行動せよ」これだけである。国家も共同体も法も制度もすべて、活動力の増大という生命活動のあとから要請されたものであり、その逆ではない

と、著者である浅野氏は表紙で語っています。


そんな著書を手掛かりにして、著者に「スピノザ」というひとを紹介してもらう時間という感じの哲学カフェでしたね。スピノザに興味を持っていただけたようで嬉しかったです。



小難しい気がする。そんな感覚で敬遠されてしまいがちな哲学という分野の書物たち・・・


でも、ちゃんと読んでみると、そこには個性的な文章が存在しております。


そして、ご本人の書物もさることながら、その研究者である方々の書物も、なかなかに味わい深く、そしてわかりやすい。


もちろん、思想的なことが若干影響する部分もあるのですが、それはそれ、フィクションとノンフィクションの間を読み解く、そのことが歴史的な人物の人生を読み解くには重要なのだと私は思います。


だから、研究者の本を読んだくらいでスピノザはわからない。という意見はごもっともですが、読む意味や価値はあるという事実も存在するわけです。


「たかだか研究者の本」


というようなレッテル張りから本当に良い本を救いたい。

大げさですがそのような気持ちで今回の書を選んでおります。

今回ご参加いただいた方は、もう常連メンバーさんと言ってもいいくらいの方々です♪ご参加ありがとうございました。


仕事もばらばら、人生もそんなに接点がないけれど、「考える」ことに興味があるという共通点で集えるって・・・・哲学の持つ力の素晴らしさだと思います。




・悲しみは悪である

というスピノザの言葉に触れた時、みなさんの中に何か変化が起きたと私は確信しました。

「思いもよらない言葉に触れる。」

これが哲学書を読むことの素晴らしい可能性です。

思追いもよらない言葉に触れると人間は「驚く」わけですが

この「驚き」が人間を成長させるためには絶対的に必要なことなのだと

古代から多くの哲学者は知っていました。


知っているけどそれを言葉にして人に伝えられる形にするって

本当にすごいことなんだと思います


これはどのような分野においても同じでしょう


この書も私の中では大切なテーマとして来年も読み進めていくつもりです。


哲学カフェを開催しはじめて、2年近く立ちました。

こうやって継続していくうちに自分が本当に伝えたいこと、自分の常識を改めて思い知ったり、まぁさまざまな変化が私におきました。

そのことは大きな喜びでもあります、なので、皆さんにも喜んでいただける哲学カフェを来年もコツコツと積み重ねていく所存です。

長野の皆様、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。