第48回 東浩紀著書でSNSについて考える夜

 

グーグルが予測できない言葉を手に入れよ! 統制されたネット時代に「かけがえのない生き方」は可能か?著者初の挑発的人生論とされる東浩紀氏の書「弱いつながり」の言葉を手掛かりに、現代の情報社会をどう生き抜くべきか、どう対峙するべきなのかを考えてみようかと挑んだ夜でした。

著者:東浩紀(あずま ひろき)

 

1971年東京生まれ。批評家、作家。株式会社ゲンロン代表。同社発行『ゲンロン』編集長

 

東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、サントリー学芸賞 思想・歴史部門)『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)『ゲーム的リアリズムの誕生』(講談社現代新書)『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞『一般意志2.0』(講談社)『弱いつながり』(幻冬舎、紀伊国屋じんぶん大賞2015)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン)など多数。

 

今回は10名の参加者の方に

素晴らしい哲学を効かせていただけました。

どうもありがとうございました!

 

まず、自己紹介を兼ねて、あなたにとってSNSとはなんですか?という質問に答えていただきました。最後にもう一度同じ質問をしてどのような変化が生まれたか楽しみたいなぁと思ったからです。

 

みなさんの様々なSNSに対する考えをご紹介します

・外部とのつながりのためのツール

・1枚の写真のようなもの

・自分ですべてを選択したくない

・光が強い分その影も濃い

・どこでもドアのようなもの

・承認欲求を感じる

・さみしさがふくらむ

・連絡手段

・使い方でまったく違うものになる可能性

・SNSがあるからわかったリアルの説得力を再確認

・将来はどうなるか不安

・道具にされそう

・つかず離れず対応したい

・親として子供にどう使わせるか悩む

・魔物のようなもの

 

などなど、一部の意見をご紹介しました。

 

 

今回、この書を使用したのは、以前から、「東浩紀」という人の著書を読んだほうがいい。と素直に思っていたことが発端でした。彼の開催している「ゲンロンカフェ」などに参加すれば、生きている哲学者「東浩紀」に会うチャンスがあるということをお伝えしたかったこともあります。そんな彼の知識はかなり密度が濃いです。ゆえに、読んでほしかった。好きとか嫌いとか、良いとか悪いとかではない、良書を紹介するということにおいては、そういうことを超えたところでトライしていきたかったのであります。

ぜひ、読んでみてくださいね。

 

これから先の社会の中で、まだまだ10年くらいはこのSNSというものとお付き合いしてゆく日々は続くでしょう。むろん、個人レベルでSNSを使用している頻度はかなりの差があります。しかしながらメールやネット検索をしない人は、まぁ、ほぼいないと思われるわけです。ですから、やはり、いつかは本気で考えなければならないことです。そして、できたら、早めに考えておいたほうがいいテーマですよね。

 

私的には、フリーランスという職業形態なので、SNSは仕事上のツールとして、必要不可欠なものであって、本当のところ、PCは事務所と言っても過言ではない状態なのです。

そして、SNSでの告知だけで、この読む哲学カフェも成長してきました。さらに言えば、フリーランスとしてピラティスやダンスを教えている私自身の生計もSNSが支えてくれているのは間違いありません。

 

さて、目の前にいる歩きスマホの人々をよけながら歩く、30年前には考えられなかった世界ではないでしょうか。しかしながら、これは現実です。今生まれた子供たちが10歳になるころには、この情報社会がどのように生活に組み込まれるのか、きっとわたしたちの想像をこえる形なのでしょうね。。。いや、もう漫画家なんかで描かれているかもしれないけれど。

 

そして、情報社会の中にあふれる「嘘」「真実」「少しの嘘」「少しの真実」などを、人間はどう受け入れて受け流せばいいのでしょうか?知りたくなかったことをうっかり知ってしまう場面は驚くほど増えることでしょう。逆に知りたいことに到達するまでにあちこち回り道を強いられる可能性も高くなるかもしれません。(いろんな商品に導かれたりして(笑))

 

私的には、基本的に人類に対する不信感が付きまとう中で思考しているので、人にも場所にも、あんまり深入りしないようにしています。しかしながら、それでも巻き込まれるのです、この情報社会。私自身もこれからの情報社会とのつながり方をあらためてじっくりと考えていかねばならないなぁと痛感させられました。

 

 

この会をきっかけに、参加者の方々が家族や友人なんかとSNSや情報社会について語り合う機会があればいいなぁという願いを込めて。。。

 

5月12日(土)17:30~19:30

「幸せだ、とはどういうことですか?」